テンポエルフとアグロヴァンプ対策?「エンジェルバレッジ」の使い方

ballege
カード名:エンジェルバレッジ
クラス:ニュートラル
カードタイプ:スペル
レアリティ:シルバー
3コスト
相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに1ダメージ。

Twitterの方でも散々語っていますが、改めてきちんとまとめてみようと思います。
ここ最近のJCGでずっと採用デッキ数NO.1の地位を揺るぎないものとしているカードになります。
採用枚数3のデッキもそこそこある中で平均採用枚数は2枚を切っていますので、1枚だけ積んでいるデッキがかなり多いことが伺われます。

エンジェルバレッジの役割

エンジェルバレッジの役割は大きく分けて三つあります。
一つは体力1のフォロワーの大量展開へのカウンターで、これが最も重要なメタとしての役割ですね。
次に相手の進化後フォロワーなどがアタックあと体力1になっているものを除去する役割。
さらに、相手のライフを1削る役割です。

軽量展開の一掃としてのエンジェルバレッジ

主にテンポエルフに対する回答としてエンジェルバレッジが採用され始めた根拠となる役割ですね。
複数ターンかけて展開したフェアリーを一掃することで、テンポを取るために使ったり、返しターンで降臨を許してはいけないサイズのエンシェントエルフを処理するために使ったりすることになります。
同様にアグロヴァンパイアのフォレストバットに対しても大きな効果を発揮します。

傷を負った中型を処理するためのエンジェルバレッジ

主に4ターン5ターンの攻防で見られるのですが、攻撃4のフォロワーを効果付き4/3/4進化で殴ると、4/1の状態になります。
これを処理出来るのはエンジェルバレッジの一つの強みとなります。フローラルフェンサー辺りに対してはかなり効果覿面と言えますね。
ただし、バレッジを撃ったターンは自分のフォロワー展開も出来ないか温いものになりやすいです。
進化権を温存することで強く戦えるのか、ゲームが長期化すると有利に戦えるのかを考えなければ、一見強いと思えるバレッジを撃っても状況はむしろ悪化していることも少なくないです。
先ほどフローラルフェンサーへのバレッジは効果覿面だと書きましたが、バレッジでゆっくりしていった後に6ターン目に乙姫を出されて回答が無いようなデッキ・プレイングでバレッジを撃つのは悪手となるわけです。

リーダーへの1点スペルとしてのエンジェルバレッジ

一掃効果など込みでの価値ではありますが、バレッジの1点というのは存外馬鹿になりません。
もっとも解りやすいのは疾走ドラゴンやフェイスドラゴンにおけるエンジェルバレッジです。
フォルテ進化7点の後、もう一回フォルテで殴って7点ウルズで出し直して進化尽きてて5点というのは頻出ケースなわけですが、この動きで入るダメージは19点でリーサルまで1点足りません。これを相手からのダメージを減らしながらリーサルに届かせるのがエンジェルバレッジの役割となり得るわけです。
他にも超越2枚とフレイムデストロイヤーなどがある場面でエンジェルスナイプ、マジックミサイル、バレッジのうちどれかを引けば勝ちという展開もあり得るでしょう。
1点ダメージを採用根拠に出来るデッキはフォルテ軸のドラゴンと超越ウィッチぐらいだと思いますが、1点ダメージによる中長期リーサルプランは採用デッキなら必ず考えるべきことだと言えるでしょう。

エンジェルバレッジされると嫌なデッキ

エンジェルバレッジを刺すことで有利になりやすいデッキは大きく以下の三つです。

・テンポエルフ
・アグロヴァンパイア
・御旗ロイヤル

このうち最も刺さりが良いのはアグロヴァンパイアだと言えます。
アグロヴァンパイアのフォレストバットを一掃出来ると、アグロヴァンパイア側はトップ勝負でどうにかしなければならない場面が多いです。

テンポエルフに対する刺さり方は限定的です。エンジェルバレッジで取れるのは基本的にはハンドアドバンテージと、ゲームの遅延なのですが、テンポエルフは手札を増やしながら展開するため、エンジェルバレッジ一発では手札にはさしたるダメージはありません。また、多少ゲームが遅くなっても強いカードも取り揃えています。
このため、テンポエルフに対してバレッジが有効だと言えるのは、

1.テンポエルフ側が事故気味で手札があまりないところにバレッジを刺せた
2.2発目のバレッジまで刺せた(2回目のバレッジを受けると流石に手札が辛いことが多い)
3.ゲームを遅くすることで勝てる何らかの根拠がある

のパターンです。何も考えずにテンポエルフ対策でエンジェルバレッジを積んでも勝率は多少上がるでしょうが、有利になるとは言えないのはこれらのどれにも当てはまらないゲームが多いからです。

御旗ロイヤルに対しては、AP1をアセンティックナイトに処理された場合や、オースレスナイトをはじめとした体力1のフォロワーを横に並べるムーブが強いからですね。
御旗ロイヤルはアドバンスブレーダーなどにより、長期戦にも強くなっていますので、テンポエルフ同様エンジェルバレッジを綺麗に刺せばもう勝ちってほど甘くは無いです。

これらのどのデッキに関しても言えることですが、エンジェルバレッジでハンドアドバンテージを取れば勝ちと言えるほど甘いマッチはありません。
エンジェルバレッジ+何かで有利を取りに行くか、そもそも相性として悪くないデッキを採用しなければバレッジを超えてリーサルしてくることでしょう。

あと、冥府エルフに対してバレッジが効果があると思っている人が多そうですが、幻想です。
冥府エルフより後半に強いデッキは少ないため、余程効果的なタイミングでバレッジを撃てなければ、一掃してもそのターンスキップしているようなものなので、運命や翅の輝きを撃つ隙を与えています。
事故時にエンシェント準備のために渋々展開したフェアリーに刺せれば強いですが、そんな展開になるゲーム自体が少ないので多くの場合においては冥府エルフ側を利することが多いです。見かけ上フェアリーを捌いていても相手は「あー、ラクチンだこれ」と思ってることが多いのは留意すべきです。

エンジェルバレッジのデメリット

意外と論じられてないですが、エンジェルバレッジを積むということはそれだけ代わりに積めるカードを積めないということを意味します。
また、要らない場面でバレッジを引いてくる可能性も意味します。
バレッジが概ね効果的に機能する相手は全デッキの2割以下です。2割以下のデッキに対してそれを入れても勝てるか勝てないか解らない程度のメタカードを刺すというのは構築論的には基本的には悪手だと思います。
このため、エンジェルバレッジにメタ以外の役割を期待出来るか、期待しないなら他の代替カードと比べるとバレッジの方が強いと言えそうかを考えることが重要だと思っています。
まぁ、環境が歪んでれば歪んでるでメタにかかりにくいデッキを使えば勝率が数%改善するのでありがたい話ではあるんですけどねw

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