十禍絶傑の闇事前評価比較

蒼空の騎士環境初期は白牙の神殿から続く天狐ビショップの強化がレ・フィーエや封じられた法典などで爆発し、天狐ビショップがかなりブイブイ言わせていました。
それ以外では前環境からの脱落カードが少なかったアグロエルフ、ミッドレンジロイヤルが初期は暴れており、人形ネメシスというアーキタイプが徐々に浮かび上がってきていたという感じですね。
そんな中8/21に大規模なカード調整が来ました。イピリア、魔導狙撃士・ワルツ、白と黒の決闘、封じられた法典、天狐の社のナーフですね。
ナーフから完全に免れる形となった人形ネメシスは当然Tier1に陣取り、ナーフされても天狐ビショップはギリギリ生き残り。アグロエルフとミッドレンジロイヤルは一旦勢力を縮退していきましたが、アグロエルフは環境後半でメーテラ翠嵐型が見い出され、結局Tier1まで復帰しましたね。後はアグロエルフ衰退からギガキマウィッチが上位に上がって来ました。
アディショナル追加後も、最もアドバンテージを得たのがTier1の人形ネメシスだったこともあり、大きく環境は変わらず現在に至っています。

蒼空の騎士環境はそんな感じの環境だったと思いますが、十禍絶傑の環境はどんな感じになりそうか、全カード考察付きで評価を上げている各評価者を比較して見ていきたいと思います。私の新弾考察はいつも通りGAME BOXの方にまとめていますので、詳細はこちらでご覧になってください。

さて、実際に評価比較への移っていきたいと思うわけですが、サイトごとに評価基準は異なるかと思いますが、私の基準は概ね

S評価:Tier1級のパワーを持ったデッキの核・キーカードになる、またはTier上位級のデッキ複数で頻繁に積まれることが予想されるカード。
A評価:キーカードではないもののTier上位の何かしらのデッキにおいて常連になることが予想されるカード。または、そこそこのコンセプトデッキのキーカード。
B+評価:トーナメントシーンで使われるデッキにおいて実際にそこそこの比率で採用される可能性が高いと考えているカード。またはおもちゃの主原料。
B-評価:トーナメントシーンで使われるデッキにおいて採用選択肢には入ってくるかもしれないが、実際に採用される可能性は低いと考えているカード。
C評価:まともなデッキに入ってくるとは思えないが、そのカードを出すことで解決する場面が存在すると思っているカード。
D評価:勝率を上げたいなら絶対にデッキインすべきではないと思っているカード。

のようになっています。
今回、新弾評価が終わっているサイトは下記の攻略サイトだったので、比較するサイトは

GAME BOX
GameWith
アルテマ

となっています。また、今回もカード考察を行っているミチタさん(@michita_sv)のブログも加えて比較考察していきます。

ローテーション

今回はまずは各評価者のS評価を見てみましょうか。

GAME BOX:侮蔑の絶傑・ガルミーユ、冥界の番犬・ケルベロス、沈黙の絶傑・ルルナイ、侮蔑の信者、侮蔑の炎爪、ドラゴスネーク、飢餓の絶傑・ギルネリーゼ、姦淫の絶傑・ヴァーナレク、血に飢えたハムスター(10枚)
GameWith:侮蔑の絶傑・ガルミーユ、沈黙の絶傑・ルルナイ、冥界の番犬・ケルベロス、血に飢えたハムスター(4枚)
アルテマ:沈黙の絶傑・ルルナイ、冥界の番犬・ケルベロス、姦淫の絶傑・ヴァーナレク、破壊の絶傑・リーシェナ、冥河の渡し守・カローン(5枚)
ミチタ:姦淫の絶傑・ヴァーナレク、飢餓の絶傑・ギルネリーゼ、簒奪の絶傑・オクトリス、侮蔑の絶傑・ガルミーユ、侮蔑の信者、フラウロス、血に飢えたハムスター、飢餓の輝き、ドラゴスネーク、マナリアの魔導姫・アン、マナリアナイト・オーウェン、輝く熾天使・ラピス、黄金都市、冥界の番犬・ケルベロス(14枚)

全体傾向として、GAME BOXは必須となりそうな周辺カードまでS評価を付けていますが、GameWithさん、アルテマさんは目玉に近いカードのみをS評価にしている傾向はありそうです。ミチタさんは周辺カードも含めている他かなり幅広くS評価を付けており、Tier2まではS評価という基準に見えますね。

全評価者がSを付けているのは冥界の番犬・ケルベロスだけとなっています。基本的に全員ケルベロス入りのネクロはTier1になると考えていると言って良さそうです。
推しリーダーとしては、

GAME BOX:ドラゴン、ネクロ、ヴァンパイア
GameWith:ドラゴン、ネクロ、ヴァンパイア
アルテマ:ネクロ、ヴァンパイア、ネメシス
ミチタ:エルフ、ネメシス以外

となっているように見えます。ミチタさんは群雄割拠環境を想定していると言えそうです。
GAME BOX、GameWithさんはS評価の出し方こそ違えど、かなり近い環境を想定して評価していそうです。
アルテマさんはドラゴン低め、リーシェナ入りのネメシス強めで判断していそうですね。
意外とみんなヴァンパイアは強いで一致してるのが意外でした。結構ヴァンパイアの高評価は自分の中では賭けに近い評価のつもりでしたのでw

さて、それでは評価者によって明確に評価が割れているカードを見てみましょう。

侮蔑の絶傑・ガルミーユ

GAME BOX:S
GameWith:S
アルテマ:B
ミチタ:S

アルテマさんだけB評価と強気評価しています。
侮蔑の信者とか侮蔑の炎爪にはA評価を付けているので、ガルミーユのパワーが高くない読みということでしょうか。
自分の中ではガルミーユはケルベロスと並んでSS評価付けたいぐらいのダントツ評価なので、ここは確実に勝ちたいところです。
ドラゴン弱かったらアルテマさんは拍手喝采になりそう。

沈黙の絶傑・ルルナイ

GAME BOX:S
GameWith:S
アルテマ:S
ミチタ:B

ミチタさんのみB評価です。ミチタさんもケルベロスにはS評価を付けていますので、ネクロ自体は強い解釈です。
ただ、ルルナイのメタ能力はそこまで刺さらないだろうという読みで評価を下げているようです。
個人的な解釈としては、3PPでスタッツが神なだけでなく、ネクロで後4進化AP5を作れることなど他にもスタッツだけで採用したい場面がある上に刺さる時は凄く刺さるメタ能力というのがルルナイの強みと考えています。
ルルナイがネクロのマスト枠になるのかならないのかが焦点と思われるため、そのあたりは楽しみですね。

ドラゴスネーク

GAME BOX:S
GameWith:B
アルテマ:C
ミチタ:S

今回の数少ない単独正解チャンスかなーとか思ってたらミチタさんもSにしていてぐぬぬ感。
GameWithさんはガルミーユは高評価ですので、単純にドラゴスネークは弱いという判断、アルテマさんはそもそもドラゴンを評価低くしています。
ドラゴンがTier1に到達するかどうか、その標準的なリストにドラゴスネークは登載されるのかどうかといったあたりがかなりキーになってきそうですね。
楽しみな1枚です。

フラウロス

GAME BOX:A
GameWith:B
アルテマ:B
ミチタ:S

ミチタさんのみS評価となっていますが、GAME BOXは周辺カード扱いでA評価にしているだけですので、事実上GAME BOX、ミチタ組 VS GameWith、アルテマ組との評価割れになっていると言えるでしょう。闇喰らいヴァンパイアにこのカードが「まぁ入ってくるよね」となるのか、「入れてもいいと思うけど、別に要るとは思わない」となるのかぐらいの温度差でしょうか。
高評価組も直接召喚に特別強く期待しているわけではなく、ただ単純に大きい回復が偉いというのが評価のメイン理由になっているのが面白いですね。
ヴァンパイアの読み自体は全員正解か全員不正解かしかあり得ない固まった評価になりましたが、その中のフラウロスの位置は面白そうです。

飢餓の輝き

GAME BOX:A
GameWith:B
アルテマ:C
ミチタ:S

これも使える寄りと使えない寄りで別れたと言えそうです。
ミチタさんはギルネリーゼとのシナジーをメインに考えているようです。GAME BOXもギルネリーゼとのシナジーは見ていますが、ギルネリーゼ絡みが割と盤面デッキになると見ているので、どちらかといえばビショップやヴァンパイアあたりで強そうなイメージです。
ともあれ、ここはミチタさんとアルテマさんが最もバチバチ火花を散らしているところなので、注目ポイントはこの二者になるでしょう。
全評価者の評価が異なっており、面白いカードだと思います。

破壊の絶傑・リーシェナ

GAME BOX:B+(B)
GameWith:B
アルテマ:S
ミチタ:A

評価素人であればなんとなくS評価を付けたくなるカード筆頭ですが、ここの4評価者はデウスエクスマキナがまさかの弱カードだった時空転生評価に出撃していた強者どもです。面構えが違う。
アルテマさんも絞り込んだS評価から破壊の絶傑・リーシェナを敢えて選択しているということで、本気を感じます。
評価的にはGAME BOX、GameWithさんは完全にネタデッキ用、ないし必殺目当てで採用選択肢にぐらいはなるかもねー、ぐらい。ミチタさんは人形ネメシスのサブフィニッシャー候補と見ているようです。
かなり予想が別れたカードとなっているので、これは面白い展開になりそうですね。
これまで、ネメシス絡みは評価者全滅エンドが多かったのですが、ここへ来て遂に評価者の意見が割れたのは面白いです。

黄金都市

GAME BOX:C(D)
GameWith:E
アルテマ:B
ミチタ:S

今回最も評価が割れたカードでしょうか。
GAME BOX、GameWithさんはローテーションでは使い物にならない読み。
アルテマさんはそうゆうデッキもあるんじゃない、ぐらいでしょうか。
ミチタさんは詠唱:白竜降臨とのシナジーを重く見てのS評価です。
このカードを使うということは実質2、3パスすると言っているようなものです。先攻なら4に場に触るカードを使えないこともあるでしょう。
アグロエルフは環境から死滅しそうですし、人形ネメシスもナーフで遅くなっているのは追い風かもしれません。
私は白牙の神殿は回復があるから実質3パスみたいな動きでも戦えるというだけで、他のカードで23パスとかやったら流石にハムスターに噛み殺されるし、他のミッドレンジにも殴り切られるという読みです。(だからこその低評価w)
ここはTLなどでも若干議論を目にするカードですし、なかなか面白そうだなと思います。楽しみな1枚。

ローテーション総括

今回はネクロとヴァンパイアが強そうというところで全評価者意見が一致し、ドラゴンも強いと判断している評価者が多かった影響で評価がいつになくまとまっていたようなw
何が辛いって今回単独でS付けてるカードが無いので、ドヤれないところですね!
極端な単独低評価も無いみたいですし、まぁ、評価が安定しているってことは平均点は高い結果になるのかもしれませんが、物足りない。あぁ、物足りない。
折角自分のブログなんていうチラシの裏で書いてるのになんでこんな小綺麗なことを書いているんでしょう。僕はもっと草を生やしたいし、太字フォントで色々言いたいんですよ!

というわけで、僕の予想の見どころはドラゴスネークぐらいで、今回は他の方の予想がどうなるかという視点の方が面白そうですね。
他の人が単独当てまくったらジェラシーでSAN値削れそうですし、順当に当たっていればアベレージ高かったですが何か、的な感じになるからとりあえず美味しいのは美味しいですかね。
あくまで評価は当てに行ってるので、アベレージヒッター気味の予想に結果的になってしまったなら仕方がないw

アンリミテッド

さて、次はアンリミテッドです。
ローテーションと比べてアンリミテッドの環境に影響を与えられるカードなんて少ないので、ローテーションと比べると若干テンションが落ちがちになるかもしれませんが、こちらもS評価をまとめてみましょう。

GAME BOX:姦淫の絶傑・ヴァーナレク、沈黙の絶傑・ルルナイ、冥界の番犬・ケルベロス(3枚)
GameWith:不殺の使徒、フラウロス(2枚)
アルテマ:姦淫の絶傑・ヴァーナレク、沈黙の絶傑・ルルナイ、冥界の番犬・ケルベロス(3枚)
ミチタ:侮蔑の絶傑・ガルミーユ、沈黙の絶傑・ルルナイ、姦淫の絶傑・ヴァーナレク、簒奪の絶傑・オクトリス、冥界の番犬・ケルベロス(5枚)

完全にアルテマさんと仲良しになってしまいましたw

全評価者ヴァンパイアを評価してるのは間違いなさそうですが、GameWithさんのみ姦淫の絶傑・ヴァーナレクではなくフラウロスをS評価としているところが印象的です。恐らく、アンリミテッドでは直接召喚が強烈に作用することを強く意識した評価でしょう。アンリミテッドでフラウロスが兎にも角にもまずは自傷ヴァンプに入れるべきカードという流れになればヴァンパイアに関してはGameWithさんの一人勝ちですかね。
一方で他3評価者が全員S評価を付けている姦淫の絶傑・ヴァーナレクをB評価にしているのが印象的です。フラウロスを起動させるためのカードを大量に投入するためには自傷効果を持たない姦淫の絶傑・ヴァーナレクの枠は優先度が落ちるという強い意思表示に見えますね。ここの部分がクリティカルヒットすれば大喝采でしょう。

ルルナイ、ケルベロスに関してはGameWithさんもA評価で、評価基準の違いがメインっぽいのでそこまで大きく触れる程では無さそう。

残り3枚のS評価に関しては個別で触れてみますか。

簒奪の絶傑・オクトリス

GAME BOX:A
GameWith:B
アルテマ:A
ミチタ:S

アンリミはTier1にまず確実にネクロは来そうですが、オクトリスはネクロのラストワードへの強力なメタ能力を有します。
よろめく不死者あたりのラストワードを簒奪するとアドバンテージ量は結構なことになりそうですね。デッキに入っているようだと闇の従者あたりがクリティカル過ぎて笑えないカード筆頭になると思いますが。
GameWithさんは全体的に厳しめに評価を付けている傾向が見られるので、これに関してはミチタさんとそれ以外の対抗になっていると見るのが良いかもしれません。
個人的にはラスワ奪取によるメタ能力を踏まえた上でなおミッドレンジネクロ有利になるだろうという悲しい予想を立てています。
オクトリス入りのロイヤルがTier1付近まで伸びることがあれば、喝采案件ですかね。

侮蔑の絶傑・ガルミーユ

GAME BOX:B+(B)
GameWith:B
アルテマ:A
ミチタ:S

ミチタさんS、アルテマさんはローテBからのアンリミA評価なので、両方ともかなり強い意志を感じます。
考察を見た感じ、ミチタさんは汎用性の高さでSを、アルテマさんはフェイスドラゴンでの採用をイメージしてのAのようです。
私はB評価ですが、ガルミーユが弱いとは勿論思っておらず、このカードを得たドラゴンがそれだけで上位デッキになるとは思えないというのがB評価の理由ですね。
GameWithさんもローテS評価からのアンリミB評価なので近い認識なのかなーとか妄想。
ともあれ、アンリミテッド環境内でドラゴンがどのぐらいの位置になるか、その中にガルミーユが採用されるかといったあたりが気になるところでしょう。

不殺の使徒

GAME BOX:B+(B)
GameWith:S
アルテマ:B
ミチタ:A

OTKエルフで対空射撃や自然の導きをサーチする用途が考えられるカードでしょう。
このカードがOTKエルフのパワーを底上げし、大体採用される方向にまとまればS評価ないしA評価の勝ち、一方で採用者が支配的にならなければB評価組の勝ちといった感じでしょうか。
ただ、GameWithさんの寸評が「コンボパーツの補充役としてOTKエルフに採用するプレイヤーも少なくないだろう。」となっており、結構弱気な予想をしているような…w

総括

というわけで、今回も評価が大きく割れてる特に注目度の高いポイントをまとめてみたのですが、ケルベロスのパワーが高すぎてそれを中心にみんな考えるから思ったよりコンパクトにまとまったイメージですねw
結構新しい試みのパワーカードも多く、評価が難しくなりそうだったのに、ぶっ壊れが1枚出てきたことでそのあたりの微妙なカードは全部評価がA以下になって差異に出にくくなったというw
これで蓋を開けてみたらケルベロス無双全然始まらなかったとかいうことになると事前評価者阿鼻叫喚になるんですが、流石に解りやすくパワカ過ぎるのでそんなことは無いと思うw
差異としては抽出されなかったですが、カローンあたりは意見の割れているカードですし、面白そうですよね。いや、評価としては面白いですが、場に出された時に笑っていられる自信は無いんですけど(ぁ

RAGEまでにどのリーダーが強いみたいな情報は概ねまとまっていそうですが、プレイングや細かい構築では差が出そうですかね。
面白いメタデッキが出来上がる可能性もありそうですが、果たして。
とりあえず、どんなデッキがまずは流れを作るか、見ものですかね。

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