冥府エルフ?テンポエルフ?エルフの型とその特徴のまとめ

エルフは今ビショップと並んで明確な二強と言えるリーダーですが、その中でもメジャーなデッキとして、冥府エルフとテンポエルフがあります。
ただ、冥府エルフとテンポエルフという類型は少しざっくりし過ぎていて、デッキの色も、戦い方も異なるタイプが混同されているように思います。
今後もざっくり話をする時は冥府エルフとかテンポエルフと呼んでいくとは思いますが、一度きちんと類型をしてみたいと思います。

冥府エルフの類型

冥府エルフの類型は大きく分けて二つです。

純正冥府エルフ

純正冥府エルフの典型的なレシピ

フェアリービーストが2枚積まれていることが多いです。また、森の意志も基本的には3投されています。
耐えきって冥府に繋ぐのを主要な勝ち筋としており、超越やセラフ以外のデッキに対しては基本的にリノセウスを盤面処理に使います。
基本的には冥府への道での勝ちを狙うデッキなのですが、ティアが強すぎて時々ティアを導きでループしてるだけで圧殺することがありますが、それはエルフ共通の勝ち筋なので、別にこのデッキ特有の勝ち筋ではないです。

ハイブリッドエルフ

ハイブリッドエルフの典型的なレシピ

ハイブリッドというのは冥府とテンポのハイブリッドということです。
特徴としては、エルフナイト・シンシアが2枚以上積まれていることが挙げられます。
純正冥府エルフほど手札枚数に気を遣うことなく、なるべく盤面を取らせないように動きつつ、シンシアやティアから一気に攻め返すデッキです。序盤はテンポエルフほど攻撃的に振舞えないため序盤でゲームを決める力はないですが、新たなる運命や翅の輝きで強いカードを引きに行きやすい構築になっているので、リソース切れを起こしにくいです。このため、強いカードの叩き付け合いになる後半戦に強い構築だと言えます。
また、冥府への道があるため、コントロール寄りのデッキを攻めあぐねて試合がもつれ込んでも勝てるという強みがあります。
必ずしも冥府が必要でない試合が多いため、事故防止とスペースの確保のため冥府への道を2枚にしている構築も多いです。

テンポエルフの類型

テンポエルフの類型としてはざっくり3つあります。

純正テンポエルフ

純正テンポエルフの典型的なレシピ

散々語っているので、今更テンポエルフについて語ることはそんなに残っていませんが、基本的には序中盤に強くした構築です。
リノセウス絡みのコンボがないとアグロデッキほどの明確な尖り方はしていませんが、勝ち筋として序盤圧殺プランと中盤のバリュー勝ちプランとがあります。
事故も少なく、対応力も高いため、最も満遍なく勝てる構築です。

コンボエルフ

コンボエルフの典型的なレシピ

前環境のコンボエルフの継承デッキではなく、テンポエルフ崩れのデッキとして時々見ます。
デッキの特徴としてはブレスフェアリーダンサーが複数枚積まれていることが挙げられます。代わりに風神が減っている構築が多いです。妖精のいたずらを採用しているデッキもあります。
テンポエルフをさらに序盤の打点に寄せた構築だと言えるのですが、ぶっちゃけこの構築はマゾ過ぎると思います。今の環境はエンジェルバレッジの採用率が高い環境なのですが、この構築はエンジェルバレッジに相当弱い構築です。風神はエンジェルバレッジ後の更地に出しても場を持たせてシンシアに繋ぐ程度の力がありますが、ブレスフェアリーダンサーにその役割は期待できません。
ブレスフェアリーダンサーの出し入れが決まれば勝てるほどの力があるのですが、決めたい相手には概ね決められないと思います。

後半寄せテンポエルフ

後半寄せテンポエルフの典型的なレシピ

翅の輝き入りのテンポエルフです。2~3枚ほど翅の輝きを入れるために犠牲になるカードは概ね風神かウォーターフェアリーです。フェアリーブリンガーを積んだ型も見られます。
テンポエルフ以上に「エンジェルバレッジは絶対撃たれるもの」と考えて組まれた構築だと言えます。
エンジェルバレッジに限らず、1/2のカードによる盤面殲滅なども含めると風神はあまり仕事ができないことも少なくありません。
それならば序盤プランはエンシェントエルフだけに絞って、そこで勝ちきれないなら後半カード(ティア、シンシア、リノセウス)を引き入れる確率を上げた方が良いだろうという理屈だと言えそうです。
ここまで後ろに倒すならハイブリッドエルフまで後ろに倒した方が見られる相手の景色は変わるのですが、テンポエルフの良さをある程度残せるのがこの構築の強みです。純正テンポエルフと比べてリソース切れ付近まで行くゲームにおいてリソースの補充ができる点は強く、序盤から攻めてそのまま決められる試合と、リソース切れトップ勝負まで行く試合とどちらが多いと思うかによって選択すべき構築が変わると思います。
概ね、8ターン目までは純正テンポエルフの方が強く、それ以降はこちらの構築の方が強いと言えます。

まとめ

そんなわけで、エルフのメジャーな型について割と細かく見てみました。
冥府エルフ内、テンポエルフ内で見た時にせいぜい3枚~6枚違う程度なのですが、全く異なる思想に基づいて作られており、回し方もかなり違ってくることが解るのではないかと思います。
これら以外にも白薔薇エルフがそこそこメジャーでしょうか。テンポエルフベースの構築にローズクイーンと白銀の矢をねじ込んだやつです。アカウント名で使い手特定出来るレベルのデッキだと思いますがw
白薔薇エルフは思想としてはハイブリッドエルフに近い思想なんじゃないかと考えています。

ここまででほぼ環境のエルフは網羅したと思いますが、実際のところ、これらの構築によく似た構築というだけでどの思想にも当てはまらない構築は割とあると思っていますw
それらの中からカードの意味を考えた地味に新しいアーキタイプが生まれるのか、それともただの劣化で終わるのかは注視して行くのが良さそうですかね。

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